ジャケットから色移りしたワイシャツの染み抜き事例『染み抜き屋』
おはようございます。 不入流師範 染み抜き職人マコトです。
今日は車のフロントガラスが凍るほど冷え込んだ八王子です。
これから3か月くらいは厳しい寒さが続きそうで冷え性のアラフィフとしては辛いところですね~~(-_-;)
さて今日の染み抜き事例は ジャケットから色移りしたワイシャツの染み抜き事例 です!
まずはビフォーから・・・
白地にチェック柄が入ったワイシャツの脇に謎の色シミが・・・
どうやら後染めしたネイビーの綿ジャケットを着ていて脇汗でジャケットの色が落ちてワイシャツに色滲みしてしまったそうです!( ゚Д゚)
後染め製品って独特の風合いが特徴なのですが、色の定着がしにくいようで摩擦や濡れることで色移りしやすいようです。
ジャケットの脇部分はそれほど暑くなくても必ず汗が出て着用によって摩擦されるのでこのような色滲みが起こりやすくなるんですね・・・
おまけに全体の色も若干黄ばんでいて部分的に脇を試したところ色滲みを落とす処置でそこが周辺より白くなりました。
これはあくまで想像ですが、ご家庭で洗濯してるのかクリーニングに出しているかは分かりませんが、その際の濯ぎが不十分で洗剤のアルカリ成分が残留して『アルカリ焼け』という状態になっていたことが予想されます。
一般的な粉末洗剤もそうですが、クリーニング店でワイシャツを洗う時に使う洗剤もアルカリ性なんです!
アルカリ性の洗剤は油汚れなどを落とす力が強いのでワイシャツなどの洗濯に向いているのですが、濯ぎが不十分だと次第に薄ら黄ばんで来ます。
もちろん洗剤成分が残留している物を肌に触れてお召しになっていると肌にもよくないのは明らかですよね!
最近節水効果をうたって濯ぎを短くする傾向が強いのですが、濯ぎって衣類にはもちろん肌にもとっても大切な事なので適切な濯ぎは欠かさないようにして下さいね!
因みに濯ぎ性で考えると中性洗剤の方が濯ぎやすいですよ!
さてさてこのシャツはどんな仕上がりになったかと言いますと・・・
色滲みは完全になくなり、全体の色も白くなりました!(^^♪
今回の染み抜き代金は・・・ 4,400円(税込み) でした。
ご依頼ありがとうございます。
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